こんにちは、野村です。
北京五輪のチームパシュートの決勝、惜しかったですね。録画で何度見ても、アーと声がでてしまいました。
夜の番組で元金メダリストの清水さんが解説をしていました。その第一声が、「言い訳をしなかったことが素晴らしい。」でした。
えっどういうこと?と思いました。解説によると理由はこうです。
一つ目、菜那選手のシューズが氷の傷に入ったこと。二つ目、先頭の美帆選手が疲れているのを感じて前の選手の腰を押していたこと。三つ目、そのため前につめていたので視界がなく氷の傷が見えなかったこと。
にも関わらず、言い訳をしなかった。それが素晴らしいと。
金メダルを逃し残念で悔しかったと思います。でも溢れる涙をぬぐいながら転倒に至った理由を口にしなかった菜那選手は凛々しいな、と解説を聞いてさらに感動しました。
仕事でも運転でもミスを繰り返す人は言い訳が多いです。
他人のせいにしたり、環境のせいにしたりしがちです。自分は悪くない、頑張っている、相手が急にブレーキを踏んだ、こんなところで車線変更するのが悪い、などなどです。
自分の思考や判断のズレ、感受性や見込みの甘さに目を向けることはありません。ひたすら相手が悪いと言い訳をします。(そもそも言い訳をしていると本人は思っていませんが。)
ミスや事故を繰り返さないためには、自分に厳しくかつ言い訳をしないことだと思います。
(野村幸一)