自己評価について

 こんにちは、高林です。

 

 SSD研究所では、運転研修で実施しますと、研修時の結果シートを提出します。

 

 これは受講された方が事故をされないように、また運転技術の向上のための指針として使って頂くことを大きな目的としています。

 

 例えば、事故再発防止研修をご受講された後は、事故に結びつくウィークポイントを記載し、今後どのような運転をすべきかを記しています。

 

 新入社員の方などには、運転時の円滑性などもチェックし評価を提示しています。何ができて何ができないかをです。

 

 ほとんどの受講者の方は、知らない自分自身の運転の特徴を知って結果を基に努力をされます。また、社内の安全指導でも活用しやすい形にしています。

 

 しかしながら、結果に納得されない場合があり、質問などを受ける場合があります。中には強く反発を受ける場合も稀にあり、納得して頂くまでご説明をさせて頂きます。

 

 その運転に自信があるということで、最近では、新入社員の中では、運転経験がほとんどないのに問題なく運転できると自信をお持ちの方が増えたような気がします。

 

 アンケートを拝見しても、運転に対して「自信あり」と解答される方が数割と増えています。

 

 自信を持って頂くことはとても大切なことですが、自信を持ちすぎて素直さや謙虚さが少なくなるのではと心配があります。

 

 評価というものは、運転に限らずご自身がするものでなく、周囲の人がするという客観的なものだと思います。

 

 ちなみに、私の経験上、運転が上達する方、事故を起こしてもその事故でストップする方は、素直に自分自身を見つめ直すことができている方が多いです。

 

 自信は持って頂いて、他者の評価をしっかり聞くという態度を持ち続けるようにしてほしいですし、私もそうあるべきと努力したいと思います。

 

(高林一夫)

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