こんにちは、野村です。
多くの命が奪われたJR福知山線の脱線事故から、4月25日で17年を迎えました。
この事故の原因について運輸安全委員会の調査報告書には、「運転士のブレーキ使用が遅れたため、右曲線に制限速度70㎞/hを大幅に超える約116㎞/hで進入したことによるものと推定される。」とあります。
「ブレーキ使用が遅れたことについては、車掌と指令員との交信に注意を払っていたこと、日勤教育を受けさせらせることを懸念するなどして言い訳を考えていた等から、注意が運転からそれたことによると考えられる。」と書かれています。
4月29日には関越自動車道での高速ツアーバス事故から10年を迎えました。バスの運転手は警察に、「居眠り運転をしていた」と説明しています。
失われた大切な人たちは戻ってきません。残された方の悲しみや苦しみはいつまでも続きます。
そして我々が事故の加害者にならないためには、「自分は事故など起こさない」などと甘い考えを持たないことです。
GWに入りました。3年ぶりに行動規制がない連休で遠くへ出かける方も多いのではないでしょうか。事故を他人事と思うことなく安全第一の行動をお願いします。
(野村幸一)