こんにちは、平野です。
今回のテーマは、”怒りのコントロール”です。
先日の北京オリンピックについてです。
出場選手達のパフォーマンスの凄さは当然ですが、その背景にあるメダル獲得への想い、努力の積み重ね、コロナ等による精神的な逆境にも耐え、当初の目的を貫き通し、競技に集中し記録に挑むことに多くの方が感動されたと考えます。
その中でスケートボードの平野歩選手のハーフパイプ決勝戦は、私達が期待していた以上の感動を与えてくれたと考えます。暫定2位から、2回目以上に難易度の高い課題を全て成功させ金メダルとなりました。
2回目の滑走で大方の予想より低い点数がついたことに「おかしい」「イライラした」と怒りを感じ動揺する気持ちを切りかえ、土壇場で難易度の高い課題全てを成功させました。ちなみにその後のインタビューでは、「勝つ」ことより、「自分の滑りを出す」ことにこだわったとのことです。
期待したような結果が得られなかったと怒りにまかせて行動するとますます結果は悪くなります。しかしこの感情をうまく活かすことができればいつも以上の力を発揮できることができます。そのことを言葉ではなく、競技で目の当たりにすることで感動、興奮しました。
運転では自分の判断が正しいという思い込み、譲ってくれるだろう等の期待が得られなかったとき、自分の運転行動が妨げられたとき等、「イライラ」しがちとなるかも知れません。こんな時オリンピックをこの場面を思い出し、冷静になれたらと考えます。
(平野 勝寛)