こんにちは、平野です。
今回のテーマは”道路環境と自分で見る世界”についてです。
運転は、周囲を見ることから始まります。事故なく安全に目的地に到着するには、危険な他車(者)を見落としや、発見が遅れることなく、道路状況全てを正しく把握することが大切です。
しかし実際には確認ミスつまり、危険の見落とし又は、発見遅れによる事故が大半を占めています。
何故、このように確認ミスによる事故が起きてしまうのでしょうか?
それは、実際の道路環境を自分の目で見て、正しく全てを把握したつもりになっているたつもりになってしまうからと考えます。
道路状況のイラストや写真等の教材を見たとき、同じ物を同時に見ているにも関わらず、ドライバーそれぞれに危険を感じたり、感じなかったり、気になる対象が異なったりする場合があります。
見た情報から何に注意を向け、どのような予測、判断をするべきかに個人差があるということです。
安全を最優先するドライバーは、安全に見えるような道路環境から危険を感じたり、何となく気になる対象を多く捉えることができます。しかしその逆のドライバーは、極端に少なくその違いは歴然としています。
つまり、道路環境を見るとき、自分の知識、運転経験、運転に対する考え方、安全に対する興味から、自分の頭の中で思い描いた世界(映像)を自分が見ているからだと考えます。
皆様が自分で見る世界は、どれくらい危険や気になる対象が存在しているでしょうか。他人と比較するのではなく、どのよう感じ取っているかを知ることが大切です。
(平野 勝寛)