こんにちは、高林です。
先日、高速道路を走行しているとき、前方に何やら物が落ちていました。
それが時折、風の影響で、フラフラと浮き上がったり、形を変えたりしていました。
徐々に近づいていくと、段ボールの箱が折りたたんだ状態になって道路上に落ちていました。
接近する車は、その落下物に注意して減速し避けて走っていました。中には避けることができずに踏みつけてしまう車もありました。
私も車線を変更し、何とか避けることができましたが、近づいたときに風にあおられて段ボールがこちらに動き出して、少しヒヤッとしました。
このように落下物を見かけることがありますが、これらが原因で大きな事故になることがあります。場合によっては、死亡事故に至ります。
落下物がなければ、当然事故は起きなかったわけですから、ドライバーの責任は大きいといえます。荷台の状態をしっかりと確認し、装備や金具のがたつきがないかをチェックしなければなりません。
ただ、そのような作業を頻繁にしていると、”これぐらいは大丈夫”と安易に対応をしてしまうことがあると思います。
運転中に荷物が落ちないようにすることはもちろんですが、万が一、落下した場合は対応処置が必要です。
落下したことを知りながら、それを放置すると「転落積載物等危険防止措置義務違反」に問われ可能性があります。事故防止の意味でもしっかりと対応してほしいものです。
尚、高速道路で落下させた場合は、停止して回収することは危険ですから、道路緊急ダイヤル#9910に電話して落下物を回収してもらうことです。
(高林一夫)