こんにちは、野村です。
皆さんは前の車に追従するとき、何となく油断をして漫然と運転することはありませんか。
スマホや資料を手にしたり、車外の風景をジッと注視したりしていませんか。
脇見をしなくても運転以外の考え事することはありませんか。
交通量が少なかったり、車間距離を広めにとれていたりすると、つい上記のような運転をしがちです。
そんなふうに油断をしてしまう理由は、その状況が危険であると認識していないためですね。でも状況が危険でないというのは本当でしょうか。
危険だと思うのと危険でないと思うのは大きな違いがあります。
そのひとつは、目に映った対象の意味を理解する時間、身体を反応させる時間です。きちんと前を見ていても時間に差が生じます。
それはほんの数秒あるいは数秒以下かもしれません。しかしたとえば1秒であっても時速50キロであれば18.8メートルの違いです。それはクルマ1台が5メートルとすれば3台分です。
また危険だと思っていないと、状況の変化にパニックを起こしやすいなど正確性が落ちます。
まして脇見をしていれば、距離はずっと伸びます。油断をせず、車間をとり前をしっかり見て、前車の急停止を予測して事故を防いでください。
(野村幸一)