確認の広さと深さについて

 こんにちは、平野です。

 

 今回のテーマは、”確認の広さと深さ”についてです。

 

 確認には、広く周囲を見る場合と対象を絞って深く見る場合の両方があります。

 

 高速道路や自動車専用道路のように、左右からの飛び出しを想定する必要のない道路では、視線を前方の遠くに向け走行しがちとなります。

 

 しかし、一般の道路は周囲を広く見ることと、深く見ることを繰り返します。広く見るとは道路全体を見ることです。

 

 進路前方やその付近に飛び出しの可能性がある注意すべき場所、場合を見つけるということです。事故や危険となるかも知れないポイントをざっくりと把握することができます。

 

 次いで、深く見るとは事前に見つけた注意ポイントに、本当に接触するかも知れない他車(者)を探すということです。人、車、自転車等、対象を決め相手の動きを観察、予測するということです。

 

 私達は、広く深く(同時に)見ることはできません。そのため道路環境、交通量、混雑状況により、広く見ることと深く見ることを適切に使い分ける必要があります。

 

 使い分けが不適切となったり、誤ったりすると危険の見落としや発見が遅れ事故となる可能性が高くなります。

 

 企業研修では、広く見たままで安全を確かめたつもりとなるケースが多くあります。適切な使い分けを意識することで事故のリスクを大幅に下げることができます。

 

 皆様の使い分けはいかがでしょうか。

 

(平野 勝寛)

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