こんにちは、野村です。前回の続きです。
心霊体験について、Aグループは0人、Bグループは4人があったと答えました。
「ベットから女の人の声が聞こえた」「入った瞬間に女の人のような声が聞こえた」「2回ほど女性の声が聞こえた」などと。
このことを心理学者が解説していました。
心霊現象には思い込みという要素が大きく関与している。思い込みによって確証バイアスという、自分がすでに持っている先入観や仮説を肯定するため、自分にとって都合のよい情報ばかりを集めてしまう。
「幽霊が出る」と聞くとわずかな音や光、気温や匂いなどに敏感になり、今まで気づかなかった情報を感じやすくなる。
そして、「幽霊が出る」という思い込みに対して頭の中で肯定的な理由を当てはめ、その結果いるはずのない幽霊が目の前にいると感じてしまう、ということです。
ワタシは、「思い込み」「確証バイアス」は、事象を正しく認識したり、判断や思考したりすることを妨げる強力なマイナス要素だと考えます。
それは簡単にいうと自分の意見に固執して、その偏った考えが正しい、ズレていないと強く思ってしまうことです。
自分の中の、「思い込み」や、「確証バイアス」を意識することは、正しい思考の第一歩です。
(野村幸一)