傲慢だな

 こんにちは、野村です。

 

 安全運転研修を始めた頃、分からない事だらけでした。

 

 仕事は遅く手戻りのことを繰り返していました。「ムダ、ムラ」の宝庫です。ただ「ムリ」はしません。(余計ダメですね。)

 

 そんなある日、運転チェックで使う走行コースを設定しようと、グループ会社の自動車教習所(ずっと従事していたところです)へ行こうとしたときのことです。

 

 代表が言いました。「お前たちは本当に傲慢だな」と。

 

 意味が分からないまま出かけ、やった感で満足して戻ったわれわれに、代表は強い口調の半怒りでこのように説明をしました。

 

 「傲慢」の対義語は、謙虚と言われることが多いが「卑屈」とも言える。知っていること、得意なこと、簡単なことには積極的に向かう。一方、よく知らないこと、難しそうなことには手をつけない。

 

 それは「コト」ことだけでな「人」に対してもそうだ。

 

 優しい人、文句を言わない人、自分が上に立てる人には関わろうとする。一方、厳しそうな人、キチンとしている人、自分より知識がある人には逃げ腰になり、そこへは足を運ばない。

 

 つまり卑屈になる。それは反対だろう。そんな卑怯な態度だからいつまでたっても仕事ができないんだ、とはっきりと言われました。

 

 傲慢はいけない、ワタシの心には何十年もそのときのことが残っています。

 

                                           (野村幸一)

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