こんにちは、高林です。
皆さんは、急ブレーキを踏んだことはありますか?その時に思いっきり踏むことができましたか?
運転する際は、急ブレーキの内容に速度や車間距離に気をつけたり、早目のブレーキが大切です。
ですが、運転場面では他車(者)の急な動きや飛び出しがあり、どうしても急ブレーキを踏まなければならないときがあります。
そんな時にタイヤが鳴くぐらい、今でしたらABSが作動する強さのブレーキです。
運転研修を実施したとき、受講者の方に急ブレーキ体験をして頂くことがあります。
趣旨としては、車はすぐに止まれないこと、実際の制動距離を認識し運転に反映して頂くことです。速度は、30km/hや40km/hで実施するのですが、その時に、強くブレーキを踏めない方がおられます。
私自身の感覚ですが、1回目から強く踏める方は約2,3割でしょうか。強く踏めない方がいます。多分ご自身の感覚では強く踏んでいると思われますが。
このような訓練を数回することで、やっと強くブレーキが踏めるようになります。いわゆるABSが効いた状態での停止となります。
できれば、本当に危険な状態になったときは、空き缶を踏み潰すぐらいの感覚で踏み込みことです。決して遠慮せずに踏み込むことを忘れないでほしいと思います。
(高林一夫)