こんにちは、野村です。
帯には、”あなたの周りにいません?「だって私は悪くない!」と主張する人”とあります。こんな内容が書かれています。
うまくいかない(失敗)するたびに、私は悪くないと主張し他人のせいにし、やがて周囲から白い目で見られる、そんな自己正当化という病が社会に蔓延している。
自己正当化をする動機は、「自己愛」「利得」「否認」。自分に得があるから、承認欲求が強いから、自分の非を認めたくないから。これらが自覚されないからだそうです。
無自覚に三つの動機に突き動かされ、「強い特権意識」「過去の成功体験」「想像力の欠如」「甘い現状認識」によって増幅されるそうです。
自己愛の特徴は、「傲慢で攻撃的」「自己陶酔、注目の的になりたい」「送信器はあるが受信器がない」などです。このような人は痛い目に合わないと変わらないと著者は書いています。
ただそれも他人や環境、あるいは運のせいにしたり、すぐ忘れたりするの結局変わらないのかもしれません。不思議(逆に当たり前?)ですが、ミスの多い人ほど自分は悪くないと考える傾向が強いようです。
事故や大きな失敗を起こす前に、自己に目を向ける覚悟や謙虚さが必要ですね。
(野村幸一)