こんにちは、野村です。
新聞報道に、飲酒運転をしたドライバーの処分への最高裁判決がありました。
飲酒運転を理由に懲戒免職と退職金の全額不支給の処分を受けた元高校教諭が、処分の取り消しを求めたことの上告審です。
最高裁判所は、「元教諭の飲酒運転は悪質」とする判決を言い渡しました。
元教諭は職場の歓迎会で飲酒した後に運転し、車と衝突事故を起こして逮捕されています。県は元教諭を懲戒免職にし、退職金1720万円も全額不支給としました。
元教諭は処分は重すぎると主張。しかし最高裁は長時間の飲酒後の運転であること、県が何度も注意喚起をしていた点を踏まえ、退職金ゼロは「適法」であると判断しました。
「飲んだら乗るな、乗るなら飲むな」です。これは単なる標語ではありません。具体的に何をどうすればいいかを伝えています。行動指針、行動目標といえます。
安全指導や安全管理は、「事故をしない運転」などと抽象的なことではなく、出来うる限り具体的にしないと意味がないと思います。
とにかく、飲酒運転は絶対にダメです。
(野村幸一)