認識の甘さ

 こんにちは、野村です。

 

 企業研修を担当される方への講習会を開催しました。この講習会は不定期に実施しています。詳しくは研修レポートご覧ください。

 

 受講者の方々からは、認識が変わったとの感想をよく頂戴します。ときには今までの認識が甘かったと言われる方もおられます。

 

 自分の認識を振り返り修正することは重要です。何故なら、対象や状況をどう捉えどう考えるのかで判断や行動は左右されます。認識という入力が誤っていれば、処理も、出力も誤るのは当然です。

 

 ただ認識がズレ、甘く考える人は、自分がそうだと分かっていないことが多いです。

 

 友人の部下に仕事への真剣さや努力に欠ける人がいました。あるとき友人がその部下へ本を渡し、仕事に関することだから読んでおくよう指示しました。

 

 その後、部下は何も言ってきません。3ヵ月(6ヵ月だったかもしれません)後に友人が、「あの本読んだ?」と尋ねました。すると、「読みました。」との答えが。

 

 「全部読んだ?」、「いえまだです。」、「どれくらい読んだの?」、「10ページです。」と胸を張ったそうです。

 

 その部下は自分の甘さを認識できていません。それが仕事の結果にあらわれていたそうです。

 

 運転中は周りの車や歩行者、死角などに対する、リスクの認識を甘く見積もらないようにしてください。また、自分の認識が甘くないか他人に聞くこともいいかもしれません。

 

                                           (野村幸一)

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