こんにちは、平野です。
今回のテーマは運転姿勢です。
運転姿勢は事故防止の基本です。正しく情報を収集する、得た情報から最も安全な対応(操作)を正確に行う、想定外や突発的な危険に追い込まれたとき瞬時に適切な回避行動を取る等を実践するために調節します。
プロドライバーは、運転姿勢の大切さをよく自覚されています。出発前に時間をかけて運転姿勢を合わされます。
具体的には視線を高く維持し広く前方を見渡すことができること、車体の死角を減らすこと、いざというときに備えブレーキペダル操作やハンドル操作をしっかりと行えることが条件です。
危険を確実に回避するにはハンドル操作ではなく、ブレーキ操作が有効です。急ブレーキは座席が前過ぎても後ろ遠すぎても踏めません。そのためハンドルの回しやすさより、しっかりとブレーキ操作ができることを優先し調整します。
適切な前後の位置は、ブレーキペダルを床いっぱいに踏みこんだときにひざが少し曲がるくらい(力いっぱい踏み込める角度)に調整しましょう。
肘を窓枠に乗せて片手で走行するより、両手でハンドルを軽く持つ方が、正しい運転姿勢を維持しやすくなります。その結果、長距離、長時間の運転でも疲れが溜まりにくくなります。
運転姿勢は大切です。しかし、慣れや油断により基本をないがしろにしたり、ポイントを忘れ我流の運転姿勢となってしまう可能性があります。皆様の運転姿勢はいかがでしょうか。
(平野 勝寛)