こんにちは、野村です。
三重県で主要7か国7交通相会合があり、そこで地方の公共交通のあり方が議論の一つとなりました。
国内では赤字ローカル線への危機意識が高いですが、他の参加国からの発言はなかったそうです。
欧米では、公共交通は まちづくりに必要だとして財政支援で維持する仕組みが一般的であるなど、日本とは考え方に違いがあるからだそうです。
運輸総合研究所の主席研究員の方が、財源や公的負担のあり方の見直しを含め、議論をしなければいけない時期にきていると話しています。
ワタシももっと勉強をしなければと思い、公共交通に関するあるセミナーへ参加しました。参加者は官公庁の方、鉄道・バス会社の方、交通の研究者などです。
講師はある財団の方。腰が低く、事例を交え丁寧な話し方です。ところがセミナー後半、意見を求められたのでワタシが答えると、話したことが陳腐だったからか、意地悪そうな表情と嫌味な物言いをされました。
なあんだ、この人は専門家からの厳しい質問や批判をさけるため見せかけの丁寧だっただけで、じつは謙虚ではなく卑屈で傲慢だったんだと、違うところで感心しました。
公共交通は、知識や経験の多寡、立場の違いを超えて、自由で活発な議論が必要なテーマの一つです。
(野村幸一)