こんにちは、野村です。
宮崎駿監督の「君たちはどう生きるか」を見てきました。
いつものように、内容などを一切調べず映画館へ行きました。
事前に口コミを見るなんてワタシにとってはあり得ません。見る前に知るなんてワクワクや楽しみが減るじゃないですか。
そうはいっても通常はポスターなどを目にすることとなります。しかし今回は違いました。これは公開日まで内容をまったく明かさないという宣伝戦略を採用したからです。
鈴木プロデューサーは、「内容を知ったうえで、それを確認するために映画を見られたんじゃたまらない。映画は面白いかどうかですよ。厳しい目でみていただきたい。」と言っていました。
作り手の思いを想像し、目や耳から刺激を感じたいからワタシは劇場に足を運びます。それは絵画や彫刻、建築物を見るときも同じです。
そういえば、昨年出版された「映画を早送りで観る人たち」に作品は消費物ではないとあります。
作品は、知った・行ったと人に自慢するものではありません。知ることではなく、感じたり考えたりするものだと思います。
でも、運転は違います。危険(源)を知っておくことも、感じることも、自分の目で確かめることもすべて大切なことです。
(野村幸一)