こんにちは、平野です。
今回のテーマは、”カーブの見方”についてです。
運転は、道路を見ることからはじまります。
カーブ走行は、自分の車がカーブに沿って走行できるように、道幅や曲がり具合を事前に見る必要があります。
カーブの出口が見えない場合は、曲がり具合がきつくなっていること、カーブに入ってから更に、曲がりが切れ込んでいるかもしれないと考えておく必要があります。
そのような点からカーブ全体の曲がり具合を想像し、勾配があればそれに応じた減速のタイミング、進入時の速度、ハンドルを回しはじめる位置等を概ね把握し、修正動作やコントロールが十分にできる速度で接近する必要があります。
しかし上記の手順は、カーブからはみ出さずに曲がるための操作に必要な道の見方になります。これに加え、カーブ内での危険や起こりうる事故を想定してそれを探す見方も必要です。
特に出口の見えないカーブでは、カーブ内の駐車車両、サイクリングの自転車、はみ出して曲がろうとする対向車等の予測です。お互いに接近してからの発見になります。速度が速ければ事故を回避することは難しくなります。
すぐ先にある危険や衝突するであろう他車(者)を隠しているのかも知れないのです。ですので先を見て、「これは危ないそ!」と感じることがが大切です。
このような見方が必要なカーブは、高速道路のランプウェイ、住宅街、駐車場構内、幹線道路、トンネル等、私達が普段利用する場所に多くあります。
カーブに限らず見えない場所を危険と感じることができると、ドライバーの行動は、慎重になります。見えないことから危険を感じましょう。
(平野 勝寛)