飲酒運転での事故に10年の実刑

 こんにちは、野村です。

 

 昨年12月に町内の防犯活動をしていた方を車ではねた事件について、大阪地裁堺支部は9月29日、被告へ懲役10年の判決を言い渡しました。

 

 被告は飲酒して車を運転し、2人を死亡させ、2名に軽傷を負わせ、自動車運転死傷処罰法違反(危険運転致死傷)の罪に問われていました。

 

 弁護側は罪が軽い過失運転致死傷にあたると主張していました。

 

 裁判長は、「酒気帯び運転の基準を大きく上回るアルコールの影響で、ぶつかる直前、一切の回避行動を行わず、通常ありえない事故を引き起こした。」

 

 「結果は取り返しのつかない重大なもので被害者の苦痛の大きさや、家族を残して死亡する無念さは想像を絶する。」と弁護側の主張を退けました。

 

 被害者のご家族は判決を受け、「10年は短すぎるというのが率直な感想です。夫の人生で出会わなくていい人に最後に出会ってしまった。夫がいちばん無念だと思う。」と言われています。

 

 飲酒をしていなくても交通事故を起こす可能性はあります。まして飲酒をしていればその可能性は飛躍的に高まります。自分の家族がまきこまれたらと想像し、絶対に飲酒運転はやめてください。

 

                                           (野村幸一)

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