こんにちは、野村です。
昨年3月、バイクを乗用車であおり、衝突して転倒させ死亡させたとして、自動車運転死傷処罰法違反(危険運転死)の罪に問われた男に対しての判決がありました。
検察側は、「危険な速度で追跡した」と懲役12年を求刑、一方弁護側は、「あおり運転とは異なる」と主張し、情状酌量を求めていました。
判決では、「被害者を執拗に追跡し悪質」「事故後ドライブレコーダーのSDカードを捨てるなど、被告人は自身の行為の危険性を認識していた」としました。
そして、「被害車両はもちろん、周囲の車両も巻き込みかねない危険な運転で、犯行に至る直前の運転も悪質」などとして、懲役10年を言い渡しました。
裁判長は判決後、「車の運転は、たやすく人の命を奪うことをどうか忘れないでください」と諭しました。
あおり運転は危険な行為です。飲酒運転も同じく危険行為です。ながら運転、信号無視も同じです。また生活道路での速い速度での走行、対向車が接近している際の無理な右折なども同様です。
車は便利で快適な道具ですが、その危険性を忘れないようにしましょう。
(野村幸一)