こんにちは、平野です。
今回のテーマは、高速道路(高速自動車国道、自動車専用道路)と一般道路での運転方法の違いについてです。
高速道路の本線車道は、見通しが良く、車線の幅も広く設けられています。交差点、信号、駐車車両はありません。歩行者、自転車は通行できません。カーブも緩やかです。
交通が流れていれば、前方を見て、ハンドルやペダル操作もほぼ一定となり、一般道路に比べ運転しやすく、疲れがたまりにくい道路です。
しかし、この運転方法が通用するのは高速道路だけです。一般道路では、信号、交差点、駐車車両、歩行者等、左右から接近してくる危険を早く発見する目配り、安全な速度と走行位置、停止等の判断、回避の操作に伴う確認等が必要となります。疲れがたまりやすくなります。
運転は、道路状況に対して反射的な対応の連続です(初心者除く)。1~3秒前の自分自身の運転をチェック、修正することなく日々積み重ねます。よく似た道路状況や条件等が続けば、行動がパターン化され無意識に定着する可能性があります。
高速道路を頻繁に利用される方は、比較的危険を探す必要がない道路での運転時間が長いため、高速道路の運転方法が定着し、一般道路でも高速道路と同様の運転方法となってしまう可能性があります。
これは企業研修で、比較的よくあるケースです。ご指摘して、初めて気付かれる場合が多くあります。
長時間の運転でも、目が疲れない又は、疲れにい場合は、その可能性があるかも知れません。運転経験豊富なベテランドライバーの皆様、どうかご注意お願いします。
(平野 勝寛)