他者を評価する

 こんにちは、野村です。

 

 弊社の業務はドライバーの安全運転の支援です。

 

 実技においては、運転行動を観察して評価し、その改善点を指摘やアドバイスしたのち訓練します。

 

 弊社では観察・評価を対象者によって主な軸を変えています。何故なら運転経験の少ない方とある程度お持ちの方では、事故リスクとなる要因が違うからです。

 

 病気では診断に誤りがあれば治療がうまくいきません。運転でも的確な診断がとても重要です。そのためには評価者の豊富な知識や経験が求められます。

 

 ある心理学者が、他者評価に不向きな人の特徴として次のように言っています。

 ・観察と分析ができない人(なぜ?と問わない、問えない)

 ・性格が単純な人          (反射的思考、本質が見えない)

 ・芸術、映画などに興味がない人(想像することが少ない)

 ・偏見を持つ人     (一方的、狭い視野)

 ・緻密な記録・記憶ができない人(思い込み、忘れっぽい)

 

 確かに上記の特徴を持つ人は、主観的ゆえに自信タップリですが、他者評価の妥当性は低い気がします。自己評価(自己像の認識)もズレがちです。

 

 自分自身のことを正しく認識できない人が他者を妥当に評価することはできません。(ただ、そんな人に限って自分は正しく自己評価ができていると勘違いしがちですが。)

 

 他者評価とはそんなに簡単なことではない、自己を高めていかないと的確な評価はできないと考えます。

 

                                           (野村幸一)

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