こんにちは、野村です。
京都アニメーション事件の裁判の判決がありました。
裁判長は、「人命の尊さを全く顧みず、多くの生命を奪った罪責は重い。」と極刑を言い渡しました。
判決は、妄想が動機に影響したと認定した一方、独善的で猜疑心が強く、攻撃的傾向が犯行に影響を与えた可能性があると認めました。
独善的とは、「他人のことはかまわないで、自分だけが正しいと考える傾向のあるさま」です。独りよがりで自分の考えをよしとして貫こうします。
猜疑心とは、「相手の言動を疑う気持ち」です。他人が見たこと体験したことを言っても、そのことを信じようとしません。相手が自分より恵まれていると嫉妬してしまったりもします。
妄想とは、「他の人がありえないと思うことを確信してしまうこと」です。周りがそれは違うと説明しても受け入れません。思い込みによって作られ強化されます。
多くの方の命を奪ったこれらの特性は、交通事故を引き起こす要因でもあります。
他人への配慮を持ち、自分の正しさに固執せず、周囲の言葉に耳を傾ける。事実と意見を分け論理的に事象に向き合う。尊い人命を守るため私達はそれらを意識し努力し続けることが大切です。
(野村幸一)