こんにちは、平野です。
今回のテーマは、”待つことのメリット”です。
休日、自宅近くの神社にお参りしてきました。お参りのきっかけは、テレビ番組で紹介され、興味を持ったからです。
神社は山の頂上付近にあります。集落の間を縫うように曲がりくねった急勾配の道路を進みます。歩いて登ると後ろにこけて転がりおちてしまいそうです。
道幅は非常に狭く、待避所がいくつも設けられていますが、対向車が来たらどうしようかと不安を感じます。テレビで紹介され、急に有名になったせいか、意外と交通量があり、対向車との行き違いを頻繁に繰り返しながら向かう状態でした。
交通法令では、坂道を登る車が優先です。但し、近く退避所がある場合は、登りの車でも退避所に入り待ちます。しかし弊社の研修では、交通法令に捉われず積極的に停止することをお勧めしております。特に、運転の基本的な操作を練習する必要がある新人社員の方には、反復練習をして頂くことがあります。
積極的に止まって、対向車をやり過ごすと、急ぎや焦りの感情を抑え、落ち着いた行動になります。これを繰り返すことで更に落ち着き冷静な状態を維持することができます。また、万が一事故となった場合、その責任の全ては対向車となり、事故処理も効率的となります。
待つことで、得るものは大きいです。行き違いに限らず、急ぎや焦りの感情に陥りそうになったときは、敢えて待つようにしましょう。
(平野 勝寛)