こんにちは、野村です。
静岡県の川勝知事が4月10日、辞職願いを提出しました。
入庁式での知性云々の発言。批判に対してメディアの切り取りと主張。翌日に「職を辞そうと思っている、以上。」と突然辞意を表明。
10日の会見では細川ガラシャや西郷隆盛に自分を重ね、引き際の心境を語りました。
この方過去にも、コシヒカリ、浜松、女子サッカー、新東名高速道路工事など、その発言はたびたび物議をかもしてきました。どこの地域はレベルが低いとか何々はダメなどと口にしてきました。
他者を下げて自分のいる場所や所属していることが”すごい”、と思っているようです。自分のいる位置に旗を立て、これを最高としそこから周りを見ています。
これは例えるならば、関西で何々県はダメ、次は何々市はダメとなります。結局自分の町だけが素晴らしいことになります。もし宗教ならば何々教はダメ、何々教でも何宗はダメとなり、自分の宗派のみがすごいと。
他者を下げて自分を上げます。自分だけが素晴らしいと思っています。傲慢で自信がありそうなのに質問を受けて困ると相手が悪いと逆恨みします。もっと困ると簡単に投げ出します。そして自分に酔っています。
自己顕示の権化のような方だなと思います。「知性」を、周囲への影響を想像力を持って思考する能力と定義するなら、この方は知性があるのか疑問に思います。仕事も運転も、”自分はすごい”は要注意です。
（野村幸一）