こんにちは、野村です。
ある企業のご担当者とWebミーティングをしました。
この企業様は個人の能力を高めるために基本的なことを徹底的に行っています。
例えば上司はメンバーの言ったことに対して、「何故そう思うのか?」「どうしてそう考えるのか?」と質問を繰り返します。
そうすることで単なる思い付きや根拠のない思い込みを排除するのです。
論理の飛躍や矛盾は正しい判断の妨げになります。質問により意見の精度を高め、ムダを省き思考の正確性を高めています。
上司はメンバーの曖昧な答えを許してはくれません。「何故」「どうして」と何度も問います。もちろんメンバーはそれに対して腹を立てることなどありません。
質問をされて怒るのは、自分の意見に固執したり非難をされていると勝手に思いこんだりすることから生まれますが、そんな幼稚な方はいません。
思考を鍛えムダを排除する、事実をもとに論理的に思考する、そんな高い生産性を持つ個々人がいる企業が高収益をあげないはずはありません。
ちなみに、この何故ナゼは仕事だけでなく交通安全の場でも非常に有効です。
(野村幸一)