こんにちは、野村です。
7月4日、静岡地裁で通園バスに園児を取り残した事故に対しての判決がありました。
事件は2022年9月5日に通園バスを園に停車させた際、運転をしていた前理事長が安全確認を怠ったために生じたものです。
静岡地裁は、業務上過失致罪(求刑禁固2年6か月)に問われた前理事長に対して、禁錮1年4か月の実刑判決を言い渡しました。
前理事長は乗降時の確認手順を定めておらず、ずさんな安全管理が長期にわたって続いていたと指摘し、裁判長は「安全確保に対する意識の欠如は甚だしい」と執行猶予を認めませんでした。
さらに「子どもの命を守る大切さを考えなければいけない」と述べました。
園児の置き去り事故は21年7月に福岡県でも発生しています。この事件については、園長と保育士が業務上過失致死罪に問われ、執行猶予付きの判決が確定しました。
子どもの命を守るためには、車内の置き去りだけではなく、運転においては乗降時を含め、つねに自分の目で安全確認をすることです。なにより安全の大切さを忘れないようにしたいです。
(野村幸一)