こんにちは、高林です。
先日、交差点を右折しようする車が、進行方向の横断歩道の確認が遅れ、歩行者の列に突っ込んだ事故がありました。
片側2車線の信号機のある交差点の事故でした。大き目の交差点なので進行方向の死角がない場所でした。
事故は、歩行者を4,5人と接触して停止しました。死亡事故に至りませんでしたが、重傷の方が1名いたようです。
交差点を右左折しようするときは、「早く曲がりたい」「後続車が気になる」といった心理が働きやすいです。
その結果、ドライバーの心理は、対向車だけ集中しやすくなります。新工法の横断歩道の確認は自車が動いてからになります。
結果的に、歩行者の発見が遅れて事故に至っています。先程の事故のドライバーも「歩行者を見てブレーキが間に合わなかった」と証言していました。
運転の基本は、周囲の安全を確認してから行動を開始することです。これは、交差点だけでなく単に発進させるときや、車庫入れでも同じです。
右折するときは、対向車だけでなく、進行方向の横断歩道やその先の道路の状態まで確認して発進するべきです。
”そんなことは分かっていて、しっかりと見ている”というドライバーも多いと思います。ですが、このような事故が無くならないのも現実です。
微妙に動いてから見てしまっていることもありますので、一度ご自身の確認と行動のパターンを見直してみてください。
(高林一夫)