こんにちは、野村です。
「イマダニ」という言葉があります。「イマダニ○○をしている」などと言うときに使う「イマダニ」です。
ワタシはこの言葉があまり好きではありません。自分を正当化し他人を批判するように思えるからです。それも現在(その時点)の自分を基準に。
たとえば自分が喫煙者の時には「煙草を吸いながらのコミュニケーションは有益だ。」と言っていたのが、禁煙した途端、「イマダニ煙草を吸うなんて!」と喫煙を非難する人が使う言葉です。
この言葉を多用する人は、自分の今の認識・行動が正しいと無自覚に考え、正義(勘違いです。実は単なる好みです)を振り回す傾向がある気がします。当然ですが自分と違う見方は絶対に認めません。
9月24日に大阪地裁で酒を飲んで車を運転し2人を死傷させた被告に懲役12年の判決が言い渡されました。
被告は昨年12月30日午前7時ごろ、忘年会帰りで飲酒の影響で正常な運転が困難な状態で車を走らせ、対向車線の路側帯付近を歩いていた親子をはねました。
飲酒での重大事故が起き、何度も大きく報道され、社会の目がこれだけ厳しくなり、法令も厳罰化されているにも関わらず、イマダニ飲酒運転をするドライバーがいます。
近いから少しだからと認められるはずはありません。飲酒運転は許されない行為、絶対にやめて下さい。
(野村幸一)