こんにちは、野村です。
複数回(何度も何度も)事故を起こして研修を受講される方がいます。
その方々からは似た印象を受けます。だから失敗を繰り返すのだな、とこちらは思うのですが、ご本人は自分が失敗をしたとは思っていません。
事故を繰り返す方の特徴の一つに、「自分に甘く他人に厳しい」があります。
自分は正しいと信じています。自分のことは棚にあげて相手が悪いと他者批判を口にします。そこには冷静な自己評価ができないメタ認知能力の低さを感じます。
ワタシの上司は口酸っぱくメタ認知能力を向上させろと繰り返しました。
メタ認知がない人は傲慢で変わらない成長しないと言い続けました。メタ認知ができないとは幼稚で未成熟な人だとも言いました。(厳しい表現です。)
メタ認知ができない人はミスが多いです。しかしながらその自覚はありません。ミスが多いとも思っていません。つまり乱暴な言い方をすれば、「勘違い」をしています。
高い自己評価を持ち、甘い状況認識をしているのです。ゆえに現状の自分の思考や行動に満足しています。
事故や失敗を防ぐ、そして良い仕事をするには、批判的に観るのは他人ではなく自分だということを認識することが重要だと思います。
(野村幸一)