こんにちは、野村です。
リーマンショックやイギリスのEU離脱を予見したことでしられるエマニュエル・トッド著書の「思考地図」。
その中に予測について書かれたくだりがありました。
人間は死ぬということを知っている動物です。だからこそ心地よく生きるためには、この点について忘れる、目をつぶる必要があるのです。
ですから人間を構成している遺伝子のなかに、理性を忘れるという機能がプログラムとして組み込まれていると思うのです。とにかく死について考えてはいけないのです。
それを前提に考えを進めると、人間は何か不穏な事柄に出会ったときに。そこから目をそらすという能力を備えていることに気づきます。最悪の事態を予測しないようにできているのです。(中略)
交通事故を予防し安全を確保するためには危険の予測が大切です。これをドライバーの方や安全運転管理をされる方へお伝えしています。
しかしこの本を読み人間が予測をすることの難しさを改めて感じました。簡単ではないことを知ったうえで諦めず挑戦したいと思います。
(野村幸一)